私は22歳から飲食業に携わってきました。

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料理だけでなく、店舗運営の様々なことを学びながら、

あっという間に20年が過ぎようとしていた頃、

母が癌になりました。

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入院生活の中で次第に食事を摂れなくなっていった母が

「息子の作ったスープカレーが夢に出てくるんですよ」と

看護師さんに話したことがあるそうです。

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長い間、何度となく私の作る料理を食べてくれた母が、

一番心に留めてくれていたのがスープカレーでした。

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